2025年04月17日
足るを知る
昨日は朝冷え込んだが日中はかなり気温が上がった。電車の車窓からは藤が満開になっているのが見えたし、車内は弱めに冷房も入っていた。いい天気とはこういう日だ。
だが一昨日は荒れ模様で急な雨もあったし風も強かった。
天気というのは現象で、変化は早い。
所用であるオフィスビルに立ち寄ったが、静謐。ビルに入ってまずこれを味わえる、いい仕事の始まりではないか。4S(整理・整頓・清掃・清潔)が行き届いている感じで、チリ一つないというのは聞いたことはあったものの未だ見たことはなかったが、こういうのをいうのだろうか、と感心した。
衣食足りて礼節を知る、というが、このような上等の職場環境だと、気持ちもそのようになって、いい人になってくるような感じである。これと共に、足るを知ることも肝要である。
人は誰しもあらゆる要素を持っている。攻撃的な人もその一部が表に出ているのであって、そうではない面もあるはずだが、ある条件が揃うと、パワハラ人間になるのだと思う。
人の性格や能力は、生まれつき(遺伝)、環境、努力の3つで決まる、という輻輳説を相当昔に心理学の講座で聞いた覚えがある。ChatGPTやGeminiで調べると、今でも有効のようだ。
すると、上等な職場環境では、攻撃的な性格の人に対してはそれを抑制する効果がある、といえるのではないか、とは、先日パワハラ職場を実見しての感想である。
件の職場は仕事量に比して人が多く、その上十分な広さがなく人口密度が高め、比較的暇ではあるようだがどこをみても人がいる、でもせっせと、ましてや楽しそうに仕事に向かっているようには見えなかった、皆多少なりとも憂鬱らしい、これで圧迫感も生まれている、外との交流がない(カスハラとはほぼ無縁なのは良いが)、やけに静か(過ぎる)、活気がない、雑談する人もなし、手が空く時間が割とあるが気が抜けない、すぐ横に上司がいて見張っている様子、和やかな雰囲気が育たない、等々、全体に閉塞感、重い空気が漂っていた。こういうのが、暴れる気分を抑えられない不届者(上司)が出そうな環境、ということだろうか。
暴言で職場環境が一層悪くなるのは分かっているのに止められない、人格に問題(障害)があるのでは、とも思われるのだが、3要素が悪い方向に重なり合っているのだ。
先ほど感心したビルでたまたまドアが開いていて中がチラッと見えた部屋があった。人はまばら、真剣に仕事に向かっている、明るい、ベクトルは斜め上方向、そんな感じを得た。
先に記したように、パワハラを働くなどの問題分子は3つの要素が絡み合って出現することからすると、条件が揃わなければ発現しない点で、カビに例えることもできる。カビの胞子はどこにでもあり、条件が合うと不快なカビが現れる。問題分子もこれと同じか。
それなら、出現を抑制する環境を用意することも対策の一つである。それに心にゆとり、余裕も生まれる。経済と並んで心の余裕も大切である。
問題分子も天気のように現象の一つで、現れたり消えたりするものか、とはいうものの、すぐには消えないのが問題である。足るを知らぬバカ者でもある。こうなると対応は厄介だ。
さて、しばらく前だが岡崎の竜泉寺川沿いの桜を見た。混雑とは無縁の花見ができた。


だが一昨日は荒れ模様で急な雨もあったし風も強かった。
天気というのは現象で、変化は早い。
所用であるオフィスビルに立ち寄ったが、静謐。ビルに入ってまずこれを味わえる、いい仕事の始まりではないか。4S(整理・整頓・清掃・清潔)が行き届いている感じで、チリ一つないというのは聞いたことはあったものの未だ見たことはなかったが、こういうのをいうのだろうか、と感心した。
衣食足りて礼節を知る、というが、このような上等の職場環境だと、気持ちもそのようになって、いい人になってくるような感じである。これと共に、足るを知ることも肝要である。
人は誰しもあらゆる要素を持っている。攻撃的な人もその一部が表に出ているのであって、そうではない面もあるはずだが、ある条件が揃うと、パワハラ人間になるのだと思う。
人の性格や能力は、生まれつき(遺伝)、環境、努力の3つで決まる、という輻輳説を相当昔に心理学の講座で聞いた覚えがある。ChatGPTやGeminiで調べると、今でも有効のようだ。
すると、上等な職場環境では、攻撃的な性格の人に対してはそれを抑制する効果がある、といえるのではないか、とは、先日パワハラ職場を実見しての感想である。
件の職場は仕事量に比して人が多く、その上十分な広さがなく人口密度が高め、比較的暇ではあるようだがどこをみても人がいる、でもせっせと、ましてや楽しそうに仕事に向かっているようには見えなかった、皆多少なりとも憂鬱らしい、これで圧迫感も生まれている、外との交流がない(カスハラとはほぼ無縁なのは良いが)、やけに静か(過ぎる)、活気がない、雑談する人もなし、手が空く時間が割とあるが気が抜けない、すぐ横に上司がいて見張っている様子、和やかな雰囲気が育たない、等々、全体に閉塞感、重い空気が漂っていた。こういうのが、暴れる気分を抑えられない不届者(上司)が出そうな環境、ということだろうか。
暴言で職場環境が一層悪くなるのは分かっているのに止められない、人格に問題(障害)があるのでは、とも思われるのだが、3要素が悪い方向に重なり合っているのだ。
先ほど感心したビルでたまたまドアが開いていて中がチラッと見えた部屋があった。人はまばら、真剣に仕事に向かっている、明るい、ベクトルは斜め上方向、そんな感じを得た。
先に記したように、パワハラを働くなどの問題分子は3つの要素が絡み合って出現することからすると、条件が揃わなければ発現しない点で、カビに例えることもできる。カビの胞子はどこにでもあり、条件が合うと不快なカビが現れる。問題分子もこれと同じか。
それなら、出現を抑制する環境を用意することも対策の一つである。それに心にゆとり、余裕も生まれる。経済と並んで心の余裕も大切である。
問題分子も天気のように現象の一つで、現れたり消えたりするものか、とはいうものの、すぐには消えないのが問題である。足るを知らぬバカ者でもある。こうなると対応は厄介だ。
さて、しばらく前だが岡崎の竜泉寺川沿いの桜を見た。混雑とは無縁の花見ができた。

