2024年05月24日
一口書感

「社長、辞めた社員から内容証明が届いています」
島田直行/著 プレジデント社 2018.11.21第2刷
「条文ゼロ」でわかる労働問題解決法という副題がついている。
都道府県労働局に寄せられる労働トラブル相談件数は100万件を超えているそうだが、訴訟に至る件数はかなり少ないと聞く。例えば昨今問題が大きくなっているパワハラの訴訟は100件前後だそうだ。
企業数に占める中小企業の割合は100%に近い、と言ってもいいほどである。日々生起する労働問題は、表に出ないものも含めれば相当数になろうかと思う。
訴訟になると費用も時間もかかり、中小企業には体力的に厳しい。訴訟前の早期解決が肝要。そして、解決には、相手の顔も立てることが大切、と本書は説いている。
訴訟でも判決前に和解、という道もあるし、労働審判という制度もできている。民事調停ももっと利用されるべきともある。早期に、話し合いで解決が良い、ということである
筆者は中小企業の法律相談に携わってきた弁護士。そこで得られた様々な教訓が随所に見られる。
Posted by 青山拓水 at 10:13│Comments(0)
│労働基準