2024年01月14日

オフィス惠愛堂

・・・ 特定社会保険労務士・FP事務所 オフィス惠愛堂 ・・・

 健康、経済、心、これは人生の三本柱です。大切にしていきましょう。

 弊事務所の名称は、代表者の氏名 岩手 清 のイニシャル(K.I.・・・kiyoshi Iwate)から命名しました。

・・・弊事務所について・・・

 弊所は、資産管理(+運用)の自走力をつけていただくことを念頭に置いています。

 お金に関する問題(不安)については、まずは収支予想を視覚化することが有効です。
 そこで、弊所では、ご相談をお受けすると、収支予測をグラフにすることから始めていきます。

・・・お金のルールについて・・・

 お金に関する不安、悩みというのは、実に様々で、複雑でもありますが、お金には、交通法規と同じように、様々なルールがあります。

 例えば、車は便利です。危ないから使わない、という人もいますが、ほとんどの人はリスクがあっても免許を取り運転しています。
 交通法規を守り、安全運転を心がけること、車検などの点検整備をきちんと受けること、保険に入ることなど、大切なことは色々とあります。こうして、安全を確保しつつ、車の利便性を大いに活用しています。
 同様に、投資は危ないからと利用しない方もいますが、お金に関する様々なルールに則っていれば、投資や保険でも、安全運転が可能になり、一定の成果が得られるようになってきます。
 
 昨今はiDeCo、NISA、ファンドラップなど、横文字全盛で、複雑な金融商品が多くなっています。運用の仕組みや費用(口座管理手数料や信託報酬等)など各商品の内容や特徴をよく理解しておく必要があります。ネットでも様々な情報を得ることができますが、これらを基に、ご自身で主体的に取捨選択していただけるようになっていただきたいと思います。

 投資のルールの一つに、分散があります。これに外れていると、時に大変なことになってしまいます。例えば、ある電力会社の株式一本に絞って数千万円をかけていた、という方が報道されていました。投資は分散すべきなのです。
 投資被害に遭ったというニュースに接しますと、仕組みのよく分からないものには手を出さない、また、リターンの大きなものはリスクも大きく要注意、といったルールに反しているのではないか、と思われます。

 退職金が入って金融機関で投資デビュー、という方もおられますが、投資は一定の経験と知識がないと大けがする場合があります。定年まで投資経験がない方は金融機関にとっては上客、なのかもしれませんが、大切な退職金、まさに大切にしたいものです。
 一定の経験と知識があっても安全運転ができるかどうか、という投資の世界独特の世渡りのスキル、これは運転経験の蓄積と同様、時間をかけ様々な経験を経てじっくりと育てるものだと思います。投資でも自動車学校のように学びと場内実地から始め、仮免で外に出て・・・と、徐々に慣れるようにしていくのが良いのではないでしょうか。
 また、お金は貯めるより使う方が難しい、ともいわれます。上手に貯めて上手に使う、こういうようになりたいものです。

 ともあれ、お金のルールを知ることがはじめの一歩、です。
 次は、行動です。プランを実現するには、実践しなければ始まりません。いくら机上であれこれ考えても、畳水練の域を出ません。行動すること、実行に移すことで、見え方が豆電球からサーチライトに変わってきます。視界がうんと広がるのです。 

 弊事務所では、ご相談事項の問題点を整理し、ご自身で主体的に取り組んでいただけるようになっていただくことを目標にしております。目標に向かってプランを策定し前進していただけるようになっていただきたいと思います。

 将来の一定期間にわたる収支見込みを織り込んだライフプランを策定することが、AtoZ、強力な友となるでしょう。
 
・・・三大資金+相続・・・

 教育、住宅、老後にかかる資金は人生の三大資金といわれますが、例えば、賃貸住宅にお住まいの方が持家取得に住宅ローンを利用する場合、どのような点に注意すべきでしょうか。
 現在の収支状況、そして今後の収支の推移をいくつかの想定事項を基に複数作成して検討する、ということが考えられます。これは退職後の家計収支についても、同様といえるでしょう。
 そして、策定されたいくつかの想定パターンを基に、対応を考えていただくことになります。

 昨今話題になっいる相続の場合につきましては、法律、税金などの専門家への相談が必要となる場合がほとんどと思われます。専門家への相談に際しては、事前にご自身のお考え、希望を基に問題点を整理し、相談しやすいようにしておく必要があります。

 いずれにしても、問題点を明らかにし、整理してゆき、必要ならそれぞれの専門家に相談して意見、助言を求めることとなります。専門家に委ねることとなった場合におきましても、ご自身で主体的に取り組み判断していただく姿勢が必要です。

 弊所はそのお手伝いをすることを業務の柱としております。

 ・・・ライフプランについて・・・

 月々の定収を日々の生活費に充て、備えは貯蓄で、これがライフプラン策定の要です。
 ライフプランの検討には、収支モデルのグラフ化が有効です。
 例えば、収入と支出を折線で、その差を棒グラフで表しますと、推移が一目瞭然となります。
 仮に、5年後に車を買い換える所要額が250万円としますと、何をいくら増やしいくら節約するか、いろいろと机上で検討ができます。
 あるいは、90歳、95歳時点で預貯金などの資産がいくら残るのかも、視覚化ではっきりと分かってきます。
 この作業をコツコツと行う中で、いろいろなことが浮かんでくるでしょう。
 
 ・・・年金を柱に、プラスアルファを・・・
 
 人生100年時代に対応できるのは定期的に終身受給できるもの、例えば終身年金、その代表格はやはり公的年金、長い老後の経済を支えます。

 公的年金につきましては、将来の年金見込額を始め、年金の繰上げ繰下げの留意点など、知っておきたいことは色々とあります。
 公的年金につきましては、日本年金機構のHPや書籍等参考になるものは多々あります。まずはご自身で理解に努めていただく姿勢が大切です。

 また、公的年金を補完するものとして、個人型確定拠出年金(iDeCo)、個人年金保険、財形年金、企業年金などの、年金という言葉が付いた様々な金融商品があります。
 株式や投資信託などで資産形成を図ることもあるでしょう。

 これら多数の金融商品は、ご自身できちんと理解し判断して取捨選択しなければなりません。

・・・長く働く・・・

 年齢にかかわらず、就業の機会があれば前向きに取り組む姿勢も肝要です。非常勤や短時間、不定期でありましても、働くことは健康の維持増進にも有益です(*1)。

 労働基準法や労働・社会保険(雇用保険、健康保険等)などの、働くときの基礎知識も備えておけば、いざという時に限らず、普段においても有用です。

・・・まとめ・・・
 
 日々の生活費は月々の定例収入で、備えは貯蓄で、これが健康家計の第一歩です。

 リタイア後の糧は、年金や株式の配当などの「定期収入」と安全弁としての一定の「貯蓄」となりましょう。これらはなるべくリタイア前に充実させておきたいものです。人生後半の主要な経済基盤となります。
 また、定年後においても働くことができればさらにいいでしょう。

 長く働く、年金・健保など公的保険の最大限活用、きちんとした収支管理、投資なら堅実運用、これらが豊かな人生の原動力、「安定」を支えます。
 もちろん、それには健康第一です。
 健康、経済、心、これは人生の大切な3Kです。

・・・先手必勝・・・

 この分野は先手必勝です。
 年金を基本としたライフプランを早目に組み立てれば、問題点に気づくのも早まり、対応可能な時間も確保できるでしょう。


(*1) 退職後の就労と健康については、例えば、「https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/15/050800004/020500103/」をご参照ください。

・・・ご相談例・・・

 以下はご相談内容の一例です。

○家計の見直し&ライフプラン
 家計の健全化、合理化のヒントを見つけ、収支計画のしっかりしたライフプランを構築していきます。

○保険の見直し
 まずは公的年金・公的保険についてよく把握していただきます。その上で、不足の程度を推定していきます。
 そして、多くの場合、生命保険や損害保険の見直しも、ことに有効です。
 
 国民年金、厚生年金保険ともにさまざまな給付があります。
 健康保険、雇用保険、労災保険などの給付も多様です。
 生命保険や損害保険も、ご自身でよくよく咀嚼して人に説明できるくらいにしたいものです。
 これらを俯瞰しながら、補完必要額を考察していきます。

○給与明細書を探訪
 給与明細書には、基本給や時間外手当などの大切な労働条件に加え、所得税や住民税・保険・年金などライフプランの重要項目が満載です。労働条件の確認とともに、家計の健康管理や耐久性のある生活設計など、給与明細書を深耕しながら大切な情報を読み解いていきます。給与明細書の標準的な項目を素材にしますが、お手元の給与明細書をお持ちいただいても結構です。

○特定社労士業務
 パワハラ、残業代未払い、解雇・雇い止め等の労働トラブルのご相談。

・・・終わりに・・・

 これこれの問題がある、と思われた方は、もうその時点で好転を始めています。解決しようという意思が動き始めたからです。その動きを大切にしましょう。
 それが安定して進んでいけるよう、お手伝いできるべく、私も日々研鑽を積むようにしています。

 (お問い合わせ)Email : office.kei.ai.do@gmail.com


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Posted by 青山拓水 at 17:39│Comments(0)労働基準FP
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