2020年04月07日

「盛り掛けソバ」の謎

 「三島についてどうしても知りたい、三島について納得せずにすますことはできない、という人がたくさんいる」(大澤真幸「三島由紀夫 ふたつの謎」)、私もその一人、「三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜」をやっているというので、先日見にいった。全共闘は反米愛国だったとか、まだまだ知らないことが多々あった。あの事件のヒントになりそうなこともいくつか出てきた。
 本書は「ふたつの謎」をあげている。もう一つは同書によれば「豊饒の海」の末尾である。「この結末を認めてしまえば、・・・展開の全てが・・・無意味なものとして否定されてしまう。」という。
 私はあれはあれでいいと思っている。現象世界はあるようでない、ないようである、風のようなもので、過去は記憶にしかないし、記憶には色も形も重さもない、「権利」というものも見えないのに時に大事なものと取り扱われ人の人生を左右することもある、この世とはそういうもので、あの結末も素直にそのまま受け止めた。
 だが、「三島の自決は謎である。」(前掲書)。本書を読んで謎が解けたという人がいたので読み始めたのだが、なかなか難しいので遅々として進んでいない。
 今日(4/5)の日経最終面に水原紫苑「永遠のジェラール」が載っていて、「若く美しいまま伝説となる運命は、三島が渇望していたものではなかっただろうか。」とあった。いまだに三島は記憶され続けている。
 昨日の日経、出久根達郎の「書物の身の上」を読んでいたら、明治14年に「盛り掛けソバ」が8厘とあった。ソバは「もり」か「かけ」か、あるいは「ざる」かで、「盛り掛け」とはいかなるものか気になったが、身内で若い頃東京都内のとある麺類食堂で「もりかけ」と頼んだらどちらにするか聞き返されたということがあったそうなので、やはり「盛り掛けソバ」が気になる。


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Posted by 青山拓水 at 05:03│Comments(0)ひねもす
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